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解体工事の分別解体とはなんのこと?

解体工事の分別解体とは、建設リサイクル法に基づき、解体工事で出る建設資材の廃棄物を種類ごとに細かく分別し、計画的に工事を進めながら、リサイクルをしていこうというものです。

分別解体の背景

解体工事は以前、ショベルカーなどの重機を使い一気に建築物を解体していく「ミンチ解体」が主流でした。しかし、平成14年に「建築リサイクル法」が施工されてからは、このミンチ解体は禁止となり、「分別解体」が義務付けられています。

分別解体とは、解体工事で出る建設資材廃棄物を種類ごとに細かく分別し、計画的に工事をすすめながら、リサイクルしていこうというものです。

これまでは、全ての建築資材廃棄物が混ざり合ったものを、そのまま埋め立るという処理を行ってきました。分別解体の義務づけにより、これができなくなったわけです。ただし分別解体では、今までのミンチ解体よりも手間と日数がかかってしまいます。分別解体ではまず足場を作ってから作業が開始されるため、日数だけを見ても数倍かかるのです。

また、「コンクリート」「アスファルト」「木くず」に関しては、手作業での分別となり、確実にリサイクルされなければなりません。実はこれら3品は、建設廃棄物の約80%を占めているのです。中でもコンクリートとアスファルトは、原料に戻しやすいうえ、リサイクル後の用途が広いというメリットがあります。ただし木くずに関してはリサイクル率が低いことから、今後のリサイクル技術の開発における、大きな課題となっています。

分別解体で届出が必要な書類

分別解体では、工事の前に所在地の市区町村に対して、書類の届出が必要になります。まず、

・分別解体を行うという届出書
・工事の進め方を記載した分別解体等の計画書
・解体工事現場がわかる案内図や地図
・設計図や写真
・配置図

・解体工事の工程表
の6点です。

これらの届出書は、実際に工事に取り掛かる7日前までに提出しなければなりません。尚、発注者が解体業者に依頼して届け出る場合には、委任状の提出も必要となります。

さらに建設リサイクル法では、「マニフェスト」が義務づけられています。これは産業廃棄物の排出業者が、運搬および処理を他の業者に委託した際、その過程を最終処理にいたるまでしっかりと記録することを示します。これにより、各業者から押印がなされ、委託どおりに廃棄物の処理が行われているかどうかが、処理段階毎に確認できるのです。

しかし、中にはマニフェストを不正に複製してしまう、または提出をしない、更にはマニフェストの存在さえ知らない解体業者も存在します。万が一、依頼した解体業者が違法を犯した場合には、発注者であるあなたさまご自身も罰せられてしまいます。信頼できる業者かどうか、事前に十分確認したうえで、解体業者を選びましょう。

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