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手壊し(てこわし)解体ってなに?

手壊し解体とは、重機を使わずに人力で建物を解体する工法のことを指します。手こわし解体の場合、重機を使用した工事に比べて30~50%程度高くなります。その為、現在は手壊しと重機を併用した「重機併用手こわし工法」が主流となっています。

手壊し解体のメリット・デメリット

解体工事とは、何も重機を用いて工事を行うものを指すだけではありません。手こわし工法といって、人力だけで建物を解体するものもあります。実はほとんどの場合に、この手こわし解体は実施されています。必要なケースや、どういった工法なのかを事前に知っておく必要があるでしょう。

実は、重機のみを使用して全てまとめて解体してしまう「ミンチ解体」と呼ばれる工法は、いま現在、建設リサイクル法によって禁止されているのです。その為、ある程度は、重機を使わずに手で作業を行う必要があるのです。

テレビのリフォーム解体などで、作業員が自ら壁や天井を剥がしていくシーンなどを見たことがあるのではないでしょうか。これが、手こわし解体です。重機などを使用せずに、手作業で建築物を解体していきます。建物を建てるときとは、真逆の作業を行っていくわけです。

とは言え、やはり印象は薄いかもしれません。手こわし解体では、騒音・振動を発生させることなく工事ができますし、建設リサイクル法による分別解体も問題無く実施することができます。

ただし手間がかかる為、工事に必要な期間は長く、その分コストも上がってしまいます。手こわし解体のみの場合、重機を使用した工事に比べて30~50%程度高くなるのが一般的です。その為この手こわし解体が行われるのは、建物周辺の環境、例えば道路幅の関係などで重機や工事車両の導入が困難な場合がほとんどです。

現在の主流は「重機併用手こわし工法」

ではそれ以外は、リサイクル法を無視して全て重機などによる解体なのかと言うと、もちろんそうではありません。手こわし解体と重機による解体を組み合わせた「重機併用手こわし工法」という方法が、実は多くの解体工事で用いられています。

例えば道路幅が狭く、建物のある敷地内に重機を設置するスペースが無い場合には、手こわし解体を行うしかありません。しかし作業を行っていく過程で設置スペースが生まれれば、途中から重機を導入して解体を継続することができます。当然、手こわしのみで進めるよりも短い期間で解体が可能になり、費用も下げることができます。

このような手こわしと重機を組み合わせた方法が、実は最も一般的な工法なのです。双方のメリットを活かし、振動・騒音の軽減によって、近隣への迷惑も極力減らすことができます。解体する側も短い期間で工事を終えることができますので、一石二鳥というわけです。

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