見積書 確認チェックリスト

1. 延床面積・施工面積は想定通りか？

見積書の基礎となる建物の延床面積 (各階床面積の合計) や建築面値が、 実際の登記簿や図面等と一致しているか確認します。

解体費用の単価計算の基準となる面積ですので、正確性が重要です。

複数の業者を比較する場合は、各社が算出した延床面積に大きな乖離がないかを確認しましょう。

2. 工事内容は希望通りか？

工事車両の搬入経路や駐車場所、解体後の整地レベル (例: 租整地、転圧、砕石敷きなど)、想定される工期 (着工・完了目安)、建設リサイクル法などの諸手続きは業者が行うのかなどを確認し、希望や現場の状況に合っているか判断しましょう。

3. 解体対象の範囲は明確に記載されているか？

解体する建物本体はもちろん、堀、門扉、カーポート、物置、浄化槽、井戸、基礎、地中障害物 (確認されて合)、庭木・庭石など、敷地内にある撤去対象物がすべて具体的にリストアップされているか確認します。

「建物一式」だけでなく、どこまでが工事範囲に含まれるのか、逆に何が含まれないのかを細かくチェックしましょう。

4. 費用の総額と内訳 (項目・単価・数量) は詳細か？

工事費用の総額はもちろん、「仮設工事費 (足場等など)」「建物本体解体工事費」「付帯物撤去費」「廃棄物運搬処分費」「重機回送費」「諸経費」などの内訳が、項目、単価、数量 (m3、m2、t、式など) で詳細に記載されているか確認します。

特に廃棄物の種類ごとの処分費が明記されていると透明性が高いです。「一式」表記が多い場合は、その内容や算出根拠を具体的に確認しましょう。

5. 消費税は含まれているか？

見積書の金額 (総額および各項目) が消費税込み (内税) なのか、消費税抜き (外税) なのかを明確に確認します。

最終的な支払い総額に関わるため、誤解がないようにしましょう。通常は「税抜」「税込」や「消費税別途」などの記載があります。

6. アスベスト (石綿) 含有建材の調査・除去は考慮されているか？

見積もりに含まれていない可能性のある工事 (例: 地中埋設物 (解体後に発見される以前の建物の基礎、浄化槽、ガラなど) の撤去、想定外のアスベスト除去、残置物 (家具・家電など) の処分) について、どのような場合に追加費用が発生するのか、その際の費用負担や連絡・確認プロセスについて事前に説明を受け、書面に記載してもらうと安心です。

7. 見積有効期間は問題ないか？

見積書に記載されている有効期限を確認します。契約を検討する期間として十分か、希望する工事時期 (着工時期) を踏まえて期限切れにならないかを確認しましょう。

有効期限が短すぎる場合は、延長を相談することも検討します。