居住空間をリニューアルするため、間仕切り壁の解体撤去ぐらいならDIYできる?と思うかもしれませんが、自分で壊せる壁と壊せない壁が存在します。
見極めが難しいので、トラブル防止のためにも専門の解体業者に頼むことをおすすめします。
本記事では、間仕切り壁の解体費用について解説します。
内装解体の基本的な流れや費用については、内装解体の費用相場 種類や流れを解説で詳しく解説していますので、あわせてご覧ください。
間仕切り壁とは
間仕切り壁(まじきりかべ)とは、部屋の中を仕切って空間を分けるための壁のことです。
建物の構造を支える「耐力壁」とは異なり、比較的簡単に取り外せることが多く、主にレイアウト変更や部屋数の調整を目的として設置されています。
リフォームやリノベーションの際には、この間仕切り壁の解体撤去によって空間を広く見せたり、生活スタイルに合った間取りに変更したりすることが可能です。
間仕切り壁は自分で解体できる?
間仕切り壁の解体は、専門の解体業者にお任せしたほうがよいです。理由は以下のとおりです。
- 見積金額と工期の目安が分かる
- 耐震性や配線・配管等に関する問題の発生を避けられる
- 間仕切り壁の解体撤去後、キレイに仕上げてもらえる
耐力壁との見極めが重要
間仕切り壁のなかには、建物を支える役割を果たしている「耐力壁」が存在します。
耐力壁は建物の耐震性に関わるため、解体撤去できません。
間仕切り壁と耐力壁の見極めは外見だけでは判断できないケースも多いため、必ず内装解体の経験が豊富な業者に現地調査を依頼し、解体可否を確認してもらいましょう。
- 建物の図面で確認する
- 壁の厚さを確認する(耐力壁は厚い)
- 専門業者に現地調査を依頼する(最も確実)
間仕切り壁の解体費用相場
間仕切り壁の解体費用は、解体する壁の大きさや電気配線の有無によって異なります。
一般的な6畳間サイズの間仕切り壁を解体する場合、以下の費用が目安となります。
基本的な解体費用- 間仕切り壁の解体・撤去:5万〜10万円
- 壁跡の補修:1万5,000〜2万円
- 電気工事費用:3万〜6万円(追加)
ただし、解体する壁の面積や材質、電気配線の複雑さによって費用は変動します。
正確な費用を知るためには、複数の解体業者から見積もりを取ることが重要です。
間仕切り壁の解体費用が変動する要因
間仕切り壁の解体費用は、以下の要因によって変動します。
電気配線がある場合
間仕切り壁にコンセントがある場合、電気配線を変更するための電気工事が必要になり、3万〜6万円程度の追加費用が発生します。
| 工事内容 | 電気工事なし | 電気工事あり |
|---|---|---|
| 撤去のみ | 5万〜6万円 | 8万〜10万円 |
| 撤去+引き戸の設置 | 20万〜25万円 | 23万〜29万円 |
キッチンの間仕切り壁を解体する場合
キッチンの間仕切り壁を撤去する場合、水道管や排気ダクトの配置を変更しないようにすることで、費用を抑えられます。
配管や電気配線の変更が必要になると、3万〜8万円程度の追加費用が発生する可能性があります。
解体する壁の面積や材質
解体する壁の面積が大きいほど、解体費用は高くなります。一般的に、坪単価1万〜3万円程度が目安となります。
壁の材質によっても解体費用は変動します。
材質別の解体難易度| 壁の材質 | 解体難易度 | 費用 | 特徴 |
|---|---|---|---|
| 石膏ボード | 比較的容易 | 低 | 軽量で加工しやすい。一般的な住宅で最も多く使用される |
| 合板 | やや容易 | 中 | 石膏ボードより強度が高い。古い住宅で使用されることが多い |
| コンクリート | 困難 | 高 | 重量があり解体に時間がかかる。防音性・耐火性に優れる |
石膏ボードやベニヤ板などの軽量な材質であれば、解体費用は比較的安く抑えられます。
一方、コンクリートやブロックなどの重量のある材質の場合は、解体に時間がかかるため、費用が高くなる傾向があります。
間仕切り壁の解体の流れ
間仕切り壁の解体は、以下の流れで進みます。
- 現地調査・見積もり
- 契約
- 養生
- 間仕切り壁の解体
- 廃材の搬出・処分
- 廃材の清掃・完了確認
間仕切り壁解体後の修復・仕上げ費用相場
間仕切り壁を解体撤去しただけでは、部屋の境目がみすぼらしくなったり、天井や床に統一感がなかったりします。そのため、間仕切り壁の撤去跡には、引き戸の取り付けやキレイにする仕上げ作業が必要です。
引き戸やドアを取り付ける場合
間仕切り壁を解体した後、引き戸やドアを取り付ける場合の費用は以下の通りです。
引き戸・ドアの設置費用- 建具枠の取付け・補修工事:5万〜8万円
- 建具(引き戸・ドア)の取付け:5万〜15万円
- 壁・天井クロスの貼り替え:6万〜15万円
電気工事が必要な場合は、さらに4万〜6万円程度の追加費用が発生します。
2部屋の天井・床・壁をそろえる場合
間仕切り壁を解体して2部屋を1部屋にする場合、床・壁・天井をそろえるための費用は以下の通りです。
内装の統一費用- 床の張り替え(6畳):3万〜10万円
- 壁紙の変更(6畳):4万〜7万円
- 天井の張り替え(6畳):1万5,000〜6万円
床や天井の高さを統一する大規模な工事を行う場合は、さらに14万〜32万円程度の追加費用が発生します。
間仕切り壁の解体で費用を抑える方法
間仕切り壁の解体費用を抑えるためには、以下のポイントを押さえましょう。
- 複数の解体業者から見積もりを取る
- 間仕切り壁の解体費用は業者によって大きく異なるため、必ず複数の解体業者から見積もりを取りましょう。
- 電気配線の変更を最小限にする
- コンセントの位置を変更しないようにすることで、電気工事費用を抑えられます。
- 解体範囲を明確にする
- 引き戸を設置するのか、完全に撤去するのかを事前に決めておくことで、無駄な工事を避けられます。
- 繁忙期を避ける
- 3〜4月、9〜10月は解体業者の繁忙期で費用が高くなる傾向があります。可能であれば、繁忙期を避けて解体工事を行いましょう。
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