魂抜き
建物の撤去工事などにおいて、建物内の神棚や仏壇、井戸などを処分する際に僧侶や神主によって魂を抜く儀式のこと。
大きい神棚や井戸の場合は神主に家に来てもらってお祓いをしてもらい、小さな神棚の場合は神社に持参して引き取ってもらう。仏壇は僧侶に魂抜きをしてもらった後に仏壇屋に引き取ってもらいます。
いずれも神仏や祖先の魂が宿る場所であるため、そのまま処分するのではなく、単なる物に戻してから処分を行います。
なお、魂抜きは必ず行わなければならないといった決まりはありません。「魂抜き」は神棚にいるご先祖にもとの場所へ戻ってもらう儀式という考え方ですから、ご自身や親族の信仰心次第でしょう。