長屋の切り離し工事に際して、隣接している家以外の住民からも承諾を得なければいけませんか？

必要です。長屋は複数の住戸が壁を共有しながら連なっている集合住宅で、テラスハウスと呼ばれたりもし、関西に多い住宅ですが、壁を共有しているのが建物の特徴でもありますから長屋の撤去工事には注意が必要です。

屋の撤去工事は「切り離し」と呼ばれますが、壊さない建物には住人がいることもあり、住人に配慮をしながらも切り離し解体を進める必要が出てきます。

長屋のように構造上は区分され、それぞれの部分を独立利用できる建物に関する取り決めをした法律に区分所有法があります。

区分所有法によると、隣家との間にある壁や梁は共有のものとされていますので、長屋の切り離しを行うためには長屋所有者の3/4以上の同意を得る必要があります。