長屋の切り離し工事で起こりやすいトラブルはありますか？

長屋の撤去工事でよく発生するトラブルには以下のものがあります。

• 1.住人(所有者)の合意が得られず工事ができない
• 2.一旦は合意して貰えたが後になってから反対された
• 3.切り離し工事が困難な複雑な構造をしている

長屋の切り離し工事には「全所有者の4分の3以上の合意と、隣人の合意」が必要になります。

しかし所有者には合意する義務はないので、断られることもあるでしょう。

また、一旦は合意を得られたとしても、工事中の騒音などで「こんなことなら工事にはやはり反対する」と、住人の意見が後になって翻る可能性も考えられます。

木造の長屋であれば比較的切り離し工事はしやすいかもしれませんが、コンクリート造や鉄骨造の場合は切り離し工事が構造的に難しいケースも考えられますから、特殊な工事を請け負って貰える業者に依頼する必要性も出てくるでしょう。