古い建物を撤去することで土地の固定資産税は変わりますか？

古い建物が撤去されると、土地の固定資産税が変わるというと適切ではないかもしれません。正確には、古い建物を撤去することによって住宅用地特例の適用がなくなり、通常の固定資産税が課されるようになります。

住宅用地特例とは、住宅一戸分につき200㎡までの小規模住宅用地に対して、固定資産税と都市計画税に関して受けられる減税措置です。

つまり、この住宅用地特例が適用されている場合は、固定資産税は課税標準の1/6に軽減され、都市計画税は1/3に軽減されます。

（※200㎡を超える部分に関しては、固定資産税は1/3に、都市計画税は2/3への減額です。）

古い建物を撤去することで住宅用地ではなく非住宅用地とみなされるようになるため、住宅用地特例の適用がなくなるため、通常の固定資産税が課されるようになるという事です。