解体工事における立ち会いの役割|タイミングや準備事項も解説

工事 立ち会い

解体工事では「見積り時」「解体工事中」「解体完了後」の3つの段階で立ち会いが行われます。

ただし「解体工事中」の立ち会いは、要望通りに工事が進められているかを確認するためのものですので、立ち会うかどうかは任意です。一方で「解体完了後」は、要望通りに解体工事が完了したかを最終確認するためのものですので、必ず立ち会いをする必要があります。

では「見積り時」には立ち会いをする必要はあるのでしょうか?

電話やメールでしっかり要望を伝えているのだから、わざわざ立ち会う必要はないのでは?」とお考えの方も多いかもしれません。しかし、見積り時の立ち会いには多くの役割があるため、実は「解体完了後」の立ち会い以上に重要であるとも言えるのです。

そこで本記事では、解体工事における立ち会いの役割や、立ち会いのタイミング・準備事項などについても解説していきます。これから工事の立ち会いを控えている方、立ち会いの必要性について疑問に感じている方は、ぜひご覧ください。

見積り時の立ち会いの役割

解体工事は「一度壊すと元に戻せないこと」「騒音や振動が発生しやすいこと」が特徴の、デリケートな工事であるといえます。見積り時における立ち会いは、それらに起因する、解体業者やご近所の方とのトラブルを防ぐ方法のひとつでもあります。

見積り時の立ち会いには、大きく以下の2つの役割があります。

  • 解体業者と施主の食い違いを防ぐこと
  • 見積りや工事内容についてすり合わせができること

下記で詳しく解説していきます。

解体工事における食い違いの防止

見積り時における立ち会いの役割としてまず挙げられるのが、解体業者との食い違いを防止することです。

立ち会いの際は「何を処分するのか」「何を残しておくのか」「近隣の家との境界はどこか」等、電話やメールだけでは伝わりにくい具体的な内容を、解体業者に共有します。 しかし、立ち会いをしなかったために事前に解体業者としっかりコミュニケーションが取れていないと、解体してほしかったものが手付かずだったり、逆に残してほしかったものを解体されたり誤って隣家の所有物を壊してしまったりする可能性があります。

そのためスムーズに工事を進めたいという方は、お客さま・業者間の食い違いを防止するため、できるだけ見積り時に立ち会いをしたほうがいいでしょう。

見積りと工事内容についてすり合わせができる

見積り時に行う立ち会いには、見積り金額の確認や、工事内容についてのすり合わせができるというメリットもあります。

解体業者は見積りの際、解体するものを確認したり、建物の寸法を測定したりして、正確な解体費用を算出してくれます。その際に、お客さまは見積りに関する疑問点を解消したり、解体時に配慮してほしいことについて希望を伝えたりすることもできるため、工事をお任せする立場からすると安心材料になるでしょう。

また、電話やメールだけでは分かりにくい、解体業者の雰囲気を知ることができる点も立ち会いの特徴です。もし実際に解体業者に会ってみて、マナーが悪いなど不安要素のある業者だった場合、その業者に依頼しないようにすれば、対人関係トラブルのリスクを減らすことができます。

解体工事における立ち会いのタイミング

解体工事において立ち会いをするタイミングは、先述の通り「見積り時」「解体工事中」「解体完了後」の3回です。

それぞれの立ち会いの所要時間は、下表の通りとなります。

見積り時
一般的な木造住宅の場合は、30分~1時間
※大きな建物の場合や、残置物が多い場合などは、1時間以上かかる場合もあります。
※建物にアスベストが使用されている場合は、詳しい現地調査が必要となります。
解体工事中
指定なし(お客さまが問題ないと判断でき次第)
解体完了後
指定なし(お客さまが問題ないと判断でき次第)

見積り時の立ち会いでは、工事の具体的な内容について解体業者が確認することが多いため、所要時間は30分〜1時間ほどになるのが一般的です。

ただし、大きな建物の場合や、ブロック塀や倉庫などの付帯物が多い場合は、その分確認する項目が多くなるため、1時間以上の時間がかかるケースがあります。 また、建物の一部分のみを解体する場合や、残置物(家具・家電などの廃棄物)が多い場合も、入念に見積りを算出する必要があるため、時間がかかる傾向にあります。

残置物が多いと解体費用が高額になりやすい
家具、家電をはじめとする残置物が残ったままだと、別途処分費用が上乗せされてしまうため、見積り金額が高くなってしまいます。そのため、現場に行ける方はできるだけ残置物を処分してから見積りを依頼するのがおすすめです。 残置物の処分は?解体工事の前に今からできる節約術 残置物の処分は?解体工事の前に今からできる節約術

加えて、アスベストが使われている建材の場合も、現地調査や除去作業に時間を要します。そのため、解体予定の建物にアスベストが使用されていないか、設計図書などで事前に確認しておきましょう。

アスベスト調査の手続き
古い建物でよく使用されていたアスベストは、人体に有害なため、アスベスト含有の建物の解体には慎重を期す必要があります。解体業者の中にはアスベストの調査ができる資格を持った業者もいますが、資格を持たない解体業者の場合は、別途専門家への依頼が必要となるため、調査にかかる時間が複数日に渡る可能性もあります。 アスベスト調査 解体工事のアスベスト調査、なぜ行う?詳しい手続きの方法も解説

なお、解体工事中や解体完了後の立ち会いでは、主にお客さまが作業内容についてチェックをするため、お客さまが「特に問題ない」と判断できれば完了となります。しかし、もし何か問題があった場合には早めに解体業者に相談をしましょう。

立ち会い時のチェックポイント

最後に、立ち会い時に確認しておくべき事項をご紹介します。 また立ち会いの際は、解体業者と意思疎通をしやすくするために、敷地・建物の図面を持参しておくと安心です。

見積り時
・何を解体して、何を残すか?
・解体する範囲(隣家との境界をはっきりさせておく)
・見積り金額はいくらか?
・追加費用が発生する可能性はあるのか?
解体工事中
・要望通りに解体作業が進んでいるか?
・近隣住民に迷惑が及んでいないか?
解体完了後
・当初の要望通りに解体工事が完了しているか?
・解体されず残っているものや、誤って壊されたものはないか?
・きちんと整地されている(敷地内や周辺道路が清掃され、解体後の更地が凹凸がなく整った状態)か?

もし見積り時の立ち会いでご不明点がありましたら、積極的に解体業者に質問をして、疑問点が解消されてから契約を締結しましょう。また、もし解体工事中・解体完了後の立ち会いで、要望通りに工事が進んでいないなどの問題があった場合も、解体業者にその旨を早めにお伝えください。

遠方にお住まいで立ち会いが難しい場合

スムーズに解体工事を進めるためには、特に見積り時はできるだけ立ち会いをすることがおすすめですが、遠方のご実家を解体する場合などで立ち会いが難しい場合は、以下の方法を取れないかを確認してみてください。

  • 1日だけでも現場に赴き、1日で複数社から相見積りを取って契約できるようスケジュールを組む
  • 近くに住む親戚や知人に代わりに立ち会ってもらう

こういった対応も難しい場合は、立ち会いをせずに見積りを取ってもらうことも可能です。ただしその場合は、トラブルを防止するためにも、以下の点に留意してください。

  • 見積りを依頼する業者が、解体工事の資格(「建築業許可」または「解体工事業」)を登録していること(=違法な業者ではないこと)を事前に確認しておく
  • 見積りを依頼する業者が、廃棄物を不法投棄していないことを裏付ける「マニュフェスト」を発行していることを事前に確認しておく
  • 解体する建物の図面や写真などを、事前に解体業者に共有しておく
  • 現場にいる解体業者とリアルタイムで電話で会話をし、建物の状況や工事に際しての具体的な要望を伝える

まとめ

解体工事においては「見積り時」「解体工事中」「解体完了後」の3つの段階で立ち会いが行われます。中でも見積り時の立ち会いは、解体業者との食い違いを防止するなどの役割があるため、なるべく現場に行って立ち会いをすることがおすすめです。

もし、遠方にお住まいでどうしても立ち会いが難しい場合や、「自分だけで解体業者の良し悪しを判断するのは大変だ」とお悩みの場合は、ぜひ当協会の運営する「解体無料見積ガイド」の利用をご検討ください。

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