基礎解体費用は高額?事前に判明する方法も解説

ベタ基礎

建物には必ず「基礎」があり、解体工事を行なう際は基礎まで解体する必要があります。

基礎の解体にかかる費用は、あらゆる解体費用項目の中でもとくに大きな割合を占める場合があります。

そのため、事前におおまかな費用が分かるといいですよね。

そこで本記事では、基礎の解体費用について詳しく解説していきます。

建物の基礎とは

「基礎」とは、建物を支えるための土台で、建物の沈下・傾き・倒壊などを防ぐ役割をもちます。

なお、基礎は建物の最下部につくられ、地中に埋まっています。

「地中にあるなら解体しなくてもいいのでは?」と感じる方もいるかもしれませんが、基礎の解体は必要です。

土地に基礎が残ったままだと、土地の買い手が付かなかったり、その土地に建てる新築の着工が遅れたりするためです。

建物の基礎の種類

基礎には、主に「布基礎」「ベタ基礎」「杭基礎」「高基礎」「深基礎」という5つの種類があります。

また、基礎の種類によって解体費用は変わります。

それぞれの基礎の種類に、どのような特徴があるのか見ていきましょう。

布基礎の特徴

布基礎
画像引用:布基礎(ぬのきそ)とは【住宅建築用語の意味】

布基礎は古くからある基礎の種類で、主に木造住宅で採用されています。

逆T字状の鉄筋コンクリートを、建物の外壁や柱など主要な部分のみに打ってつくられます。

建物を「点」で支えるため、地盤の強度が高い土地で採用されることが多いです。

解体においては施工が比較的容易で、コンクリートや鉄筋の使用量が少ないぶん処分費が安価な傾向にあります。

ベタ基礎の特徴

ベタ基礎
画像引用:ベタ基礎(べたきそ)とは【住宅建築用語の意味】

ベタ基礎は、建物の下を全体的にコンクリートで覆うため、建物を「面」で支えることができます。

そのため、地盤の強度が低い土地や、建物の重量が重い場合に採用されることが多いです。

建築上のメリットが大きいベタ基礎ではありますが、施工範囲が大きいぶん解体費用は高額になります。

杭基礎の特徴

杭基礎
画像引用:地盤改良工事 | 株式会社リフト|地盤補強工事・沈下修正工事|自社施工

杭基礎は、コンクリート製の杭を地中深くまで打ち込んでつくります。

地盤が軟弱だったり建物が大きかったりと、一般的な基礎では建物を支えられない場合に、杭基礎が採用されます。

なお、解体後に新たな建物を建てる場合、既存の杭基礎を再利用することが可能であるため、杭基礎に関しては必ずしも解体する必要はありません。

高基礎の特徴

一般的な基礎よりも高さのある基礎のことを高基礎と呼びます。

高基礎は、主に湿潤になりやすい地面からの距離をとるために採用されます。

腐朽リスクの軽減や防水対策などのメリットがありますが、コンクリートの使用量が多いため解体費用は高めです。

深基礎の特徴

深基礎は、一般的な基礎よりも根入れの深さが深い基礎のことを指します。

敷地に高低差や傾斜がある場合に、深基礎は採用されます。

解体の際は通常よりも地中を深く掘る必要があるため、解体費用は高額になります。

基礎の施工基準

地盤の強さに応じて、国土交通省の定める基礎の種類を採用する必要があります。

国土交通省では、地盤の強さに応じた基礎の種類について、以下のように施工基準を定めています。

第一 建築基準法施行令(以下「令」という。)第三十八条第三項に規定する建築物の基礎の構造は、次の各号のいずれかに該当する場合を除き、地盤長期に生ずる力に対する許容応力度(改良された地盤にあっては、改良後の許容応力度とする。以下同じ。)が一平方メートルにつき二十キロニュートン未満の場合にあっては基礎ぐいを用いた構造と、一平方メートルにつき二十キロニュートン以上三十キロニュートン未満の場合にあっては基礎ぐいを用いた構造又はべた基礎と、一平方メートルにつき三十キロニュートン以上の場合にあっては基礎ぐいを用いた構造、べた基礎又は布基礎としなければならない。

引用:国土交通省|建築物の基礎の構造方法及び構造計算の基準を定める件

上記の施工基準を表にまとめると、以下のようになります。

地盤が耐えられるニュートン 採用できる基礎の種類
20kN/m²未満 杭基礎
20kN/m²以上、30kN/m²未満 杭基礎、ベタ基礎
30kN/m²以上 杭基礎、ベタ基礎、布基礎

ニュートンの数値が低いほど地盤が緩く、20kN/m²を下回る敷地では杭基礎を使用する必要があります。

一方、30kN/m²を上回る地盤であれば比較的頑丈であるため、布基礎を採用することもできます。

基礎の解体費用相場

あんしん解体業者認定協会のデータに基づく、基礎の種類ごとの解体費用相場をご紹介していきます。

なお、処分費用は年々高騰しているため、解体工事を行なう時期によっても相場が変動することをご承知おきください。

基礎の種類 解体費用相場
布基礎 7,908円/坪
ベタ基礎 11,493円/坪
杭基礎 35,379円/本
高基礎 16,822円/坪
深基礎 22,256円/坪

基礎の解体費用実例

つづいて、実際の見積書をもとに解体費用を見ていきましょう。

布基礎の解体費用

布基礎の見積り

上記の見積りでは、布基礎1坪あたり3,000円の解体費用がかかっており、全部で15坪を解体したため総額は45,000円となっています。

ベタ基礎の解体費用

ベタ基礎の見積り

上記の見積りでは、ベタ基礎1m²あたり3,500円の解体費用がかかっており、全部で26.4m²を解体したため総額は91,140円となっています。

ベタ基礎の見積り

また、見積り時に布基礎かベタ基礎かの判別ができていない場合は、いったん布基礎での見積りを作成します。

そして、ベタ基礎だった場合に追加費用がかかる旨を別枠で記載します。

杭基礎の解体費用

杭基礎の見積り

杭基礎の解体工事では「杭抜き」と呼ばれる特殊な工事が必要です。

杭抜きの費用は高額で、1本の杭を抜くのに必要な費用は20,000~35,000円ほどです。

上記の見積りでは1本あたりの撤去費用が20,000円の杭を66本抜いているため、杭抜きの総額は1,320,000円となっています。

建物の大きさや地盤の状況によって杭の本数や長さは異なり、本数が多かったり長さが長かったりするほど杭抜きの費用も高くなります。

見取り図の用意と現地調査を欠かさない

解体の前に基礎の解体費用を見積もるためには、基礎の種類や大きさを明らかにしておく必要があります。

しかし、建物を目視しただけでこれらを判別するのは難しいです。

そこで有効なのが、「建物の見取り図」を施工会社に用意してもらうか、解体業者に「現地調査」をしてもらうことです。

建物の見取り図には基礎の種類や大きさなどが記されている場合が多く、解体業者に見せれば正確な見積りを出してもらえる可能性が高いです。

ただし、やむを得ぬ事情により見取り図を入手できないケースもあるかと思います。

その場合は、解体業者が現地調査を行ない現場を少し掘り起こし、見えてきた基礎の種類や状態をもとに解体費用を予測することもできます。

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